セブ島の周辺には、手付かずな自然が残る、自然豊かな島々がたくさんあります。セブシティの北部にあるマラパスクアという島は、美しい砂浜が広がるビーチと、ゆっくりと時間を過ごすことが出来る田舎感を持つ島で、思い切りダイビングをするのに最適な環境です。
それでは、マラパスクア島ダイビングの魅力からベストシーズンや料金などについてご紹介していきます。
サクッと読むための目次
マラパスクア島ダイビング概要
セブシティからの距離
セブシティからバスとボートで5~6時間程の場所に位置する島、マラパスクアは珍しい海洋生物と遭遇できるダイビングスポットが多く、世界中のダイバーから人気の高い島です。
島の大きさ
島の全長は1kmと小さく、こじんまりとした島ですが、年間を通して温暖な気候のフィリピンなので、年中ダイバーで賑わっています。
マラパスクア島ダイビングの魅力は?
人気の理由
ダイバーから人気の理由は、モナドショールというダイビングスポットで、ニタリザメ(オナガザメ)にほぼ100%の確率で遭遇できることです。
また、別のスポット、ガトーアイランドでは海に沈む洞窟の中を探検できたり、ネムリブカ(リーフシャーク)やサンゴトラザメなどの珍しい海洋生物を間近で観察できたりします。
さらに、近場から遠くまでダイビングスポットが充実しており、サンセットダイブやナイトダイブができることも魅力のひとつです。
マラパスクア島の水温、気候、ベストシーズンは?
水温
マラパスクアの水温は年間を通して約26度です。ダイビングの最適な水温は28~29度なので、それに比べると少し低めで、水が冷たいと感じると思います。
ベストシーズン
フィリピンの気候は乾季と雨季に分かれますが、ベストシーズンは12~2月の乾期です。降水量が1年でもっとも少なく、スコールの数も減ります。気温も夏期ほど暑くなく、夜は涼しくて過ごしやすいです。
雨期は雨が多いですが、1日中降り続くことは珍しいです。また乾期でもスコールが降ることがあります。
天気予報は当たらない
天気予報はほぼ当てになりません。雨予報の日で、早朝は雨が降っていたけれど、日中は晴れてアクティビティ日和だった!という嬉しいアクシデントもよくあります。
マラパスクア島ダイビングの料金は?
今回(2019年1月4日)私は、ブルーヘブンという日本人のインストラクターが常駐するダイビングショップを利用しました。
ダイビングの料金
- ボートダイビング:1本1,650ペソ
- サンセット・ナイトダイブ:1本1,900ペソ
- ガトーアイランド(遠征):+900ペソ
- 体験ダイビング:1本3,800ペソ
ダイビング料金にはボート乗船料、タンク、ウエイト、ガイドが含まれるそうです。器材は全てレンタルできるので、手ぶらで立ち寄れるのが嬉しいですね。
基本情報
- 名称:ブルーヘブン
- 住所:Bounty Beachfront, Daanbantayan, Cebu, フィリピン
- アクセス:マラパスクア船乗り場から徒歩5分
- 電話番号:ショップ:(+63)94-9953-2924
- 公式サイト:http://blueheaven-malapascua.com/
マラパスクア島での資格取得
ダイビングライセンス(Cカード、C=certification=認定)を発行する団体は世界中にたくさんありますが、一般的なのはPADI(パディ)、NAUI(ナウイ)、SSI(エスエスアイ)、BSAC(ビーエスエーシー)です。
カードを発行した団体によって潜れる海が限られることはありませんが、あまりマイナーな団体だと取得基準が甘く、カード取得後のダイブで怪我をしたり事故にあったりすることもあるので、ある程度名の通った団体を選ぶことをおすすめします。
ブルーヘブンの資格取得コース
上記ダイビングショップ、ブルーヘブンで取得できるCカードはPADIのものになります。
- オープンウオーター ダイバーコース(3日)19,000ペソ
- アドバンスド オープンウオーター ダイバーコース(2日)19,000ペソ
日本人インストラクターから資格を取得できて、金額は日本より安いのでお得ですね。
安さだけで選ぶのは危険
マラパスクア島にはたくさんのダイビングショップがあり、韓国人経営、フィリピン人経営のショップもあります。
日本人のインストラクターの講習よりも安いかもしれませんが、英語になってしまうと、よほど英語に自信がある方でないと、内容を理解できていないまま潜ることにもなりかねず危険です。英語に自信がある方でない限り、あまりおすすめはできません。
マラパスクア島ダイビングに関しての注意点
水温が低い
上述したように、マラパスクアの水温は1年を通して26度程度と少し寒いです。
5ミリのウエットスーツを着るか、上に重ね着するタイプのウエットスーツを選ぶと寒さを感じにくいです。
また、モナドショールのニタリザメを見たい場合は、潜水後の待ち時間が長いです。ニタリザメが現れるまでじっと待機することになるので、それを考慮に入れてウエットスーツを選ぶとベターです。
移動時間が長い
なお、マラパスクアからの移動時間は、ニタリザメが見られるモナドショールまでが40分、洞窟を探検できるガトーアイランドまでは1時間程でした。
海の状態によってはもっと時間がかかることもあるので、ダイビングの前後で体温を奪われないように、バスタオルや上着を持っていくことをおすすめします。
まとめ
マラパスクアからは、カランガマン島、ラプスラプス島などのほかの島へも行くことができるので、毎日違った海の景色を楽しみたいダイバーにも最適です。
日本からはセブ・マクタン国際空港への直行便があります。マニラ乗り換えの便もありますが、マニラ・セブ便は遅延することが多く、時間ロスになり、乗り換えに疲れるので直行便がおすすめです。
セブシティについたら、ノースバスターミナルからバスに乗ります。マヤ港まで4~5時間、エアコンバスが1時間に1本くらいのペースで出ています。片道の料金は225ペソ(約470円)です。マヤ港からはボートに乗り変えます。料金は100ペソ(約220円)、1時間弱で到着です。
優雅に泳ぐ神秘的な海の生き物たちに会える自然の水族館。ぜひ体験しに行ってみてください。