ココを押さえておけば間違いなし!ダイビングポイントの選び方5選!

ダイビング













ダイビングの醍醐味は、どんなポイントに潜るかでその内容が大きく変わることです。岩場に潜れば岩場の世界が、珊瑚礁にも砂地にもその独特な世界があります。海には多様な環境があり、それに応じた生物の生息があります。

観測したい生物や目にしてみたい景色がある場合は、ダイビングポイントを選んでダイビングする必要があります。

こちらでは、どの環境にどんな生物が生息するのか、どんな景色があるのかをご紹介します。

珊瑚礁

亀

多くのダイバーが、ダイビングを始めた時にまず憧れを持つのが、色とりどりの珊瑚礁ではないでしょうか。美しい珊瑚は主に、熱帯地方に生息しています。

特にカラフルな珊瑚が豊富に生息している国は、フィリピン、ニューカレドニア、パプアニューギニアだと言われています。

サンゴ礁

珊瑚礁に暮らしている生物は多種多様で、代表的なものでは、珊瑚に群れで住んでいるトロピカルフィッシュと呼ばれる熱帯魚です。

ウミガメも、比較的浅場の珊瑚礁に暮らしているので、浅場の珊瑚の影をチェックすると高確率で遭遇することができます。

岩場

ダイビング

岩場でのダイビングの持ち味は、なんといってもその冒険感です。入り組んだ岩場を息を凝らして潜り進むと、日常では味わうことができない気持ちが沸き起こります。

切り立った底の見えないドロップオフを、上から悠然と眺めることができるのは、まさに岩場ならではのアドベンチャーです。

海の中

大きな岩の周りには中型の魚が群れています。コショウダイやイワシ、タカサゴ系の魚群を観ることができます。岩の周りに魚が集まり群れている様は圧巻で、深い感動を呼び起こします。

ウツボ

大型の魚は岩場に隠れていることが多く、穴が空いている場所をそっと覗くと、ハタなどの大型種を見つけることができます。ウツボやエビが、岩の陰に隠れて仲良く生活している様子も観ることができます。

砂地

ダイビング

砂地は、砂の白さに太陽光が反射して、青い海が一層青くなり、海中が明るく見えるダイビングポイントです。とても平和な雰囲気が漂いますので、のんびりとダイビングを楽しみたいダイバーにはおすすめのポイントです。

注目すべきは、ソフトコーラルと呼ばれる珊瑚です。その名前の通り、柔らかい珊瑚の種類で、赤、青、黄、紫と多彩な体色が美しく、白い砂の上に揺らめいている姿は、まるで珊瑚の森のようです。

水中生物

砂地には、砂の中に隠れる性質を持った生物が多く、観察するためには少しの技術が必要となります。とても敏感な反応をすることから、中性浮力をしっかり取り、砂を巻き上げないようにダイビングすることがポイントです。

エイやハゼ、チンアナゴなど、ダイバーに人気のあるフォトジェニックな生物が目白押しの砂地は、水中カメラを持ってエントリーしたいポイントナンバーワンです。

ワイドとマクロ

ホエールシャーク

ダイビングでは、大きな生物をワイド、小さな生物をマクロと呼びます。

世界最大の魚類であるジンベエザメと、1センチ程の小さなエビを同じポイントで観ることはなかなか難しいです。ジンベエザメを観たい時は、ジンベエザメの出没しやすいポイント、いわゆるワイドのポイントがあります。

担当のガイドさんには、事前にダイビングポイントの希望を伝えておきましょう。

エビ

小さな生物の写真を撮るのが好きなマクロ専門と呼ばれるダイバーも少なくありません。ワイドに比べて観測に技術を要するマクロですが、種類により生息場所が異なります。

ガイドさんによっても、マクロの得意、不得意があります。ダイビングショップに予約をする際に、マクロが好きなことをあらかじめ伝えて、案内できるガイドさんがいるかどうか聞いておくと間違いがありません。

特殊なダイビングポイント

ダイビング

一般的ではなく、特殊なダイビングのポイントが2つあります。

一つ目は、氷の張った海でのアイスダイビングです。日本では北海道で行われており、流氷の季節の目玉となるダイビングです。

氷から透けて差し込む日差しは幻想的であり、ダイバーなら一度は体験してみたいダイビングです。ウエットスーツはドライスーツ必須、レギュレーターは寒冷地専用レギュレーターでのダイビングとなります。

スキューバダイビング

二つ目は、セノーテ(洞窟・地底湖)ダイビングです。

メキシコのカンクンがセノーテダイビングで有名ですが、水中の景観の美しさは世界一だと言われています。透明度100メートルを超える中でのダイビングは、想像を絶する体験となることでしょう。

セノーテは、洞窟の中や地下にあることから難しいダイビングだと感じられますが、ケーヴダイバー(スペシャルティ)以外でも潜ることができる場所があります。

海外だということもあり、個人で参加するよりも日本人主催のショップツアーに参加し、ダイブマスターやインストラクターと一緒に潜る方が安心です。

まとめ

水中生物

ダイビングをする時、潜るポイントの特徴や地形、生息をあらかじめ予習して潜ることでその楽しみは何倍にも広がります。訪れる海の特性を学習することは、ダイビングの楽しみであり、ダイバーのたしなみのひとつでもあります。

国や海流、季節が変わるだけで、海は多様な姿をダイバーに観せてくれます。ポイント選びが成功すると、ダイビングはより充実したものとなりますので、事前にそのポイントの特性や特徴を知っておくことをおすすめします。