今年の休みはどこへ行こうか、リゾートなんてどこに行っても海は同じ、という思っている方におすすめなのが、カリブ海に面しているメキシコのカンクンです。日本からの直行便も出ていて、アクセスも比較的便利になりました。
青い海と白い砂、透き通るような海はリゾートなら当たり前!カンクンは、そんなリゾートでは当たり前の綺麗な海だけではなく、他にはないダイビングポイントの魅力をお伝えします。
サクッと読むための目次
カンクンの魅力とは?
メキシコのカンクンは、近年人気を集めているビーチリゾートです。海はもちろん綺麗ですが、メキシコのマヤの歴史や文化など、異国感を味わえることでも人気となりつつあるリゾート地です。
カンクンのダウンタウンはリーズナブルなお店や宿泊施設も多くあり、ビーチへのアクセスもバスが通っていて便利ですが、やはりおすすめのエリアとしてはホテルゾーンと言われる、観光地化がされているエリアです。
治安もよく、リゾート感を楽しむことができ、海へのアクセスもとても良いです。オールインクルーシブホテルと言われる高級ホテルが多くあり、食事からアクティビティまで込み込みで滞在を楽しむことができます。
おすすめのダイビングポイント: イスラ・ムヘーレス
イスラ・ムヘーレスとは、スペイン語で「女性たちの島」という意味です。
その由来は複数あると言われていますが、中でも有力なのが、スペイン人がこの島を発見した時に、マヤ神話における、月・洪水・虹・出産などを司る女神をたくさん見つけたことから「女性たちの島」との名がついたともいわれています。
そんな神秘的な島なので、子供を授かりたい女性がこの島に月灯りを浴びに来たとも言われるような、パワースポットです。新婚旅行にぴったりですね。
ここは、初級者から上級者まで楽しめるポイントで、魚影が濃いことで有名です。透明度の高い海も魅力で、カリブ海を満喫することができます。
イスラ・ムヘーレス近辺では、5月中旬から9月上旬までは、ジンベエザメの群れに会える可能性があります。ジンベエザメに出会えるポイントは、カンクン以外にももちろんありますが、一度に複数匹のジンベエザメに会えるポイントは珍しいです。
さらに、ジンベエザメだけでなく、バショウカジキの群れにも会えるポイントなので、ジンベエに会えただけでもとても嬉しいポイントですが、さらに他の大物にも会える素敵なポイントです。
おすすめのダイビングポイント: 水中美術館
カンクンで有名なポイントの一つが「MUSA海底美術館」としてもしられる水中美術館です。こちらは珊瑚や魚が住むことができるようにと、人工的に作られた石像が多く海底に沈んでいます。水中で様々な写真を撮って映えを狙うことができます。
石像は色々な種類のものがあり、大人の女性や男性から子供の石像、車、爆弾、家などいろいろなものが沈んでいます。人型の石像も、いろいろなポーズや顔をしているので、お気に入りを見つけたり同じポーズをしてみたりと、いつものダイビングとは違う楽しみ方ができるのが魅力です。
ちなみに、このポイントは比較的浅いところにあるので、初級者さんでも大丈夫ですし、体験ダイビングでも行くことのできるポイントとなります。
中には、シュノーケルで楽しんでいる人もいますが、ダイビングで行く方が石像の隣で写真を撮ることができます。私たちは、水中にあるいろんな石像の真似をして合掌したり土下座をしたりして、写真を撮って遊びました。
おすすめのダイビングポイント: セノーテ・ドス・オホス
神秘的な湖のセノーテは、ダイバー以外にも有名ですね。ジャングルの中に突如と現れる湖で、透明度は100メートルを超えるというほどの透き通った水が非常に素敵です。
海とは異なり淡水なので、プランクトンや塩などの含有物がないため、水の中から見える「光のカーテン」はとても幻想的です。
ここは、水温が低いので5ミリのウェットスーツがおすすめです。セノーテと呼ばれる湖でダイビングが可能なポイントは、ドス・オホス以外にもグランセノーテ、チャックモールもありますが、中でも一番おすすめなのがドス・オホスです。
地底のドームからエントリーしてダイビングライトの光を頼りに洞窟の中に入り進んでいくと、「エアーポケット」と呼ばれる水中で続いていた洞窟の中で空気が溜まっているエリアがあります。そこで一度レギュレーターを外して神秘的な大きな鍾乳洞の観察を楽しむことができます。
真っ暗な洞窟を探検した後に現れる鍾乳石はとても幻想的で、この達成感はダイバーでないと楽しむことができません。
私は洞窟ダイビングが好きなので多くの洞窟ポイントに行ったことがありますが、この洞窟が今までで一番面白かったポイントです。洞窟なのに透き通る透明度、エアポケットでダイビングをしながら鍾乳洞の観光もできてしまうなんて他にはありません。
まとめ
カンクンならではの魅力が詰まった、イスラ・ムヘーレス、水中美術館、セノーテ ドス・オホスの3つのダイビングポイントを紹介しました。
初級者はもちろん、多くのダイビングスタイルが楽しめるので、ダイビングがマンネリ化したしてきた上級者、綺麗で暖かい海でしか潜らないリゾートダイバー、洞窟や地形が大好きなマニアックなダイバー、ジンベエザメやカジキなどの大物回遊魚に出会いたいダイバーも大満足できます。
次のダイビング旅行はメキシコのカンクンはいかがでしょうか。