フィリピンのダイビングスポット・シキホール島!綺麗な珊瑚礁と透明度抜群の海が広がる

シキホール













日本人にはあまり馴染みの無い「シキホール島」は、フィリピン・ヴィサヤ諸島の南部、ミンダナオ海に浮かぶ小さな島です。

シキホール島とインターネットで検索をしてみると、一番に出てくるキーワードが「黒魔術」です。黒魔術伝説の残る島として、21世紀になった現在でもフィリピン人から恐れられています。

ちょっと怖い印象がある島ですが、実はダイビングの穴場スポットなんです。

魔女に守られているからでしょうか?荒らされていない珊瑚礁が広がり生き物も豊富です。

今回はビギナーダイバーからベテランダイバーまで幅広いスキルのダイバーが楽しめるフィリピン・シキホール島のダイビングスポットをご紹介します。

シキホール島の海は透明度が高い!

シキホール島の海

シキホール島の海は透明度がとても高く、だいたい20m前後の透視度があります。海況があまり良くない時でも15m前後、海況が良いと30m先まで見える事もあります。

水温も28度前後あるので、水が冷たいなと感じること無く快適にダイビングが楽しめます。

ダイビングに適したシーズンは1月から5月の乾季ですが、6月から12月の雨季でも十分に楽しめます。

島にはダイビングショップが数件ありますが、ダイバーの数は少ないので、海の中で他のチームのダイバーに出会うこともまずありません。

ダイバーが特に少ない季節はガイドと1対1のダイビングなんてこともあり、自分のペースでゆっくりのんびり潜れます

シキホール島のダイブサイトは南側

シキホール島の海

シキホール島のダイブサイトは主に島の南側に集中しているので、ダイビングショップは南側のエリアにあるものの利用をおすすめします。

目の前がダイブサイトなので、ビーチエントリーでのダイビングも可能です。ボートダイビングでも移動距離が短いので、船が苦手な方でも乗船時間が短く船酔いの心配もいりません。

南風の影響で海況があまり良くない時でも、潜ってしまえば海の中は穏やかでとても綺麗です。

南側のエリアの海況が良くなくダイビングに不安を感じる時は、北側のエリアでのダイビングを希望するといいでしょう。南側の海況が悪くても、北側のエリアは嘘のように穏やかです。

Sunken Island(サンケンアイランド)

Sunken Island(サンケンアイランド)

海中にある砂州のポイントで、一番浅い場所でも水深が12mあります。ダメージを受けていないリュウキュウキッカサンゴがとても綺麗で、カラフルな小魚達が沢山泳ぎ回っています。

潮通しが良いので、マグロやサワラ等の群れが見られることもあるそうです。

Coco Grove(ココグローブ)

Coco Grove(ココグローブ)

島で一番の高級リゾート「Coco Grove Beach Resort」前のポイントです。水深は3mから15m程度で、流れもほとんどありません。

砂地にはガーデンイールが生息しており、枝珊瑚に群れるパープルビューティーがとても綺麗なポイントです。

シキホール島の海で出会える生き物たち

ハゼ

シキホール島の海の中はとっても賑やかです。珊瑚のダメージが少なく、色とりどりの綺麗な珊瑚畑が広がっています。

珊瑚にはパープルビューティーやスズメダイ科の小魚達が沢山群れており、砂地に目を凝らすとジョーフィッシュやハゼが巣穴から顔を出しています。

魚の種類も豊富で、他の島では個体数が少ないような魚でも普通種並みに泳いでいたりします。運がいいとマンタやジンベイザメにも出会えることがあるそうです。

出会えるとやっぱり嬉しい!ウミガメ

何回も出会ったことがあったとしても、ウミガメに出会えるとやっぱり嬉しいですよね?シキホール島の海では、かなりの高確率でウミガメに出会えます

ダイビング中にふと見上げた時にウミガメが気持ちよさそうに泳いでいたり、岩の陰でお昼寝中のウミガメがいたりします。

甲殻類は種類が豊富

ウミシダをそっと広げてみると、バサラカクレエビやハクセンコマチテッポウエビが共生しています。

つぼ型海綿の側面を注意深く見てみるとピンクスクワットロブスターが、イソギンチャクの上や岩の隙間を覗くと様々な種類のエビやカニが隠れています。

甲殻類はフォト派ダイバーには絶好の被写体!ダイバーの数が少ないので順番待ちの必要なく、独り占めして納得のいくまで写真撮影ができます

ハゼ類も沢山住んでいます

砂地を見渡すと、色々な種類のハゼが巣穴から顔を出しています。ハタタテシノビハゼやニチリンダテハゼは個体数も多く、色々なダイブサイトで観察できます。個体数は少ないですが、カニハゼ、ハタタテハゼ、クロユリハゼ等も観察できます。

シキホール島ダイビングまとめ

シキホール島の海はとにかく珊瑚が綺麗で透明度が高く、同じフィリピンなのにセブ島やボホール島とは生態系が違い、一味違う海が楽しめます。

日本からシキホール島に行くためには飛行機を乗り継ぎ、陸路を移動し船に乗りと、ちょっと大変です。たどり着くまでが大変ですが、それでも行く価値のある美しい海と豊富な生物が待っています。