パラオのダイビングシーズンは?ダイビングスポットから各種情報

パラオのビーチ













パラオ共和国といえば、ダイバーならば必ずと言っていいほど憧れ、魅力溢れる聖地です。行ったことのあるダイバーはぜひ行くべきだと声を揃えることでしょう。何度通っても飽きないというダイバーが多いです。

それほど魅力的な海があり楽しませてくれます。パラオは大物、小物、地形、レックダイビングなどすべてを網羅してると言っても過言ではありません。パラオのベストシーズンから定番の人気ポイントをご紹介いたします。

パラオ共和国とは

パラオの地図

パラオ共和国は日本の南、グアムの南西に位置し、500もの島々からなる国です。大きさは488平方キロメートルで屋久島とほぼ同じで、人口は約2万人です。首都はマルキョクですが、旧首都のコロールが商業の中心になっています。

公用語はパラオ語と英語ですが、親日家の多い国でもあるため、日本語メニューがあるお店もありました。通貨は米ドルです。

時差はなく、平均気温は28℃前後なので常夏で過ごしやすい気候ですが、紫外線の強さは日本の5倍以上なので日焼け止めは必須です!また、外は常夏でもお店の中は冷房が強いので羽織るものも必要でしょう。

パラオへのアクセス

飛行機からの夜景

私が行った時期はデルタ航空の直行便が成田空港から出ており、約5時間でパラオに行くことができました。夜出発して、真夜中に到着。朝からダイビングを楽しめるフライトでした。

残念ながら、現在はチャーター便以外の直行便はなく、グアムや韓国経由になります。フライトにもよりますが、最短でも約7時間30分はかかってしまうようです。

韓国経由では大韓航空が飛んでいます。午後成田発の韓国へは3時間程度のフライトで着きます。乗り継ぎ時間は1時間程度。そして、韓国からパラオへは約3時間程度で真夜中の2時近くに到着です。最短で7時間30分のフライトです。

グアム経由ではユナイテッド航空です。昼頃の成田発でグアムへは約3時間40分、乗り継ぎ時間は3時間程度ありますが、入国審査があるようです。グアムからパラオまでは約2時間程度で、韓国と同じように夜中に着く便になります。最短で9時間30分です。

チャーター便で直行便が出るときもありますが、金額は10万円近く変わることも。直行便の復活を祈るばかりです。

パラオのダイビングベストシーズン

パラオの海

6〜10月は雨季、11〜5月は乾季になります。雨季といっても、日本のような1日中降り続くような梅雨とは違い、数回スコールがあるような状態です。連休を避ければ、比較的に空いているのは雨季ですが、台風シーズンとも言えるので注意が必要です。

日本の冬〜春は乾季でもあり、風向きが安定しているそうでベストシーズンと言えます。私が行った時期はベストシーズンと言える3月でした。日本はまだ少し肌寒いような気候です。

パラオには深夜0時過ぎにつき、ホテルへ。夜なので暑さは感じず、夜は冷え込むということもなかったです。日中は汗ばむような陽気で外ではノースリーブで過ごしました。

パラオのダイビングショップ

私が利用したダイビングショップは、クルーズコントロール(cruise control)です。広いショップで更衣室ももちろん完備。

大型のスピードボードでポイントに向かうのですが、20名程度乗ることができます。タンクを収納しておく場所もあるので、船の上も広々使うことができました。シャワーやトイレも完備されているので安心です。

基本情報

  • 名称:クルーズコントロール(cruise control)
  • 住所:P.O.BOX 10061Koror,Republic of Palau 96940
  • 電話番号:(680)488-6691
  • 公式サイト:http://www.cruisecontrol.info/

パラオのダイビングポイント

ブルーコーナー

ブルーコーナー

ダイビングショップから紹介するポイントまでボートで30分から1時間程度でつきます。朝ボートに乗り込むとダイビング終了までは戻らず、ランチもボートの上です。写真を撮るダイバーは予備のバッテリーは必需品なので準備しましょう。また、シグナルフロートは必携です。

パラオと言ったら、誰もが魅了されるブルーコーナー。大迫力のビッグポイントです。水深は20メートル程度を潜りました。激流の中でドリフトダイビング、ドロップオフのある場所ではカレントフックを岩にかけ、体を安定させながら魚影を観察します。

パラオの魚群

激流の中でギンガメアジやバラクーダの群れに囲まれたり、目の前で見ることができ感動しました。

ウミガメ

ウミガメも何匹もいました。迫力満点なポイントに大興奮です。

ジャーマンチャネル

マンタ

チャネルとは内海と外洋を結ぶ水路のことで、20世紀初頭にドイツ軍が浅いサンゴ礁を掘って水路を作りました。ブルーコーナーなどの西側のスポットに行くときに通ります。

チャネルの端の砂地で水深20mほどの海底に、マンタのクリーニングステーションがあります。マンタは自分自身をクリーニングしてもらうためにやってきます。そこをめがけて潜っていき、じっと待ちます。

マンタがどこからともなく現れると思わず前のめりになってしまいそうになりましたが、 マンタが嫌がらない、近すぎない位置を保ちながらじっと観察します。雄大な姿には本当に感動しました

ブルーホール

ブルーホール

その名の通り、上や横を見ると青い穴、ブルーホールが存在しています。棚の上に4つのホールがありますが、中で1つにつながっているそうです。岩の隙間から日が差し込み、幻想的な光景を見ることができます

ブルーホール

キラキラと光のカーテンができ、吸い込まれそうな光にとても癒されました。ブルーコーナーとは違った、地形ダイバーにおすすめのポイントです。水深は30mと深めなので、ある程度水中技術が必要になります。

カスミチョウチョウウオ

もちろん、それだけではなく魚影も濃いです。可愛らしいカスミチョウチョウウオが群れていたり、カンムリブダイ、ミナミハタもいました。マクロも面白いポイントなので、のんびりと潜るのも良いでしょう。ブルーコーナーとは違い穏やかな海でした。

パラオでの宿泊先

ゲストハウス

私が宿泊したのは、アンテロープ・ゲストハウス(Antelope Guest House)です。空港から車で10分程度のマラカル島にあります。リゾート地ではありますが、1泊1/室でシングルルームは$60から、デラックスルームで$140ととてもリーズナブルです。

桟橋があるので移動なしですぐにダイビングに行けるためダイバーにとってとても便利な施設です。

宿泊初日に歯ブラシやヘアブラシなどの入ったアメニティーセットのプレゼントがあり、アメニティーは揃っています。エアコンもあるので快適です。

私が行った頃はインターネット環境が悪く、レンタルのWi-Fiもない状態でした。ホテルでWi-Fiのプリペイドカードを購入し利用していましたが、それでも繋がりにくい状況でした。

2017年12月にグアムとパラオを結ぶ海底光ケーブルがつながり、以前より快適なインターネット環境に期待ができそうです。それでも、まだ良いとは言い切れないようですので、インターネットから離れてのんびりとした時間を過ごせる良い機会かもしれません。

基本情報

  • 名称:アンテロープ・ゲストハウス(Antelope Guest House)
  • 住所:P.O.BOX 1722, Koror,Republic of PALAU 96940
  • 電話番号:680-488-1059
  • 公式サイト:https://antelope-palau.com/

パラオのアフターダイビング

宿泊したアンテロープ・ゲストハウスにはアンテロープツアーズというホテル発で催行しているものがあります。ロックアイランドをめぐる1日ツアーは$150。バベルダオブ島の観光ツアーは$130など、様々なツアーがありました。

私が参加したのは、ロックアイランドをめぐるツアーと、ミルキーウェイとカヤック、シュノーケルツアーです。

パラオの海

ミルキーウェイはロックアイランドの入り江にあります。海底に白い泥があり、その泥が溶け込んだ乳白色の青い海は独特で神秘的です。

海底にあるため、ガイドがすくいに行ってくれますが、潜れる人は取りに行っていました。水深は3メートルくらいですが、乳白色で濁っているため底がよく見えませんでした。すくい上げた白い泥は美白効果があるとのことで全身に塗って楽しみました。

カヤック

カヤックはボートでは行くことのできない景色に出会うことができます。金額は半日で$50でした。マングローブが生い茂る自然豊かな場所で、透明度も抜群に良いです。ダイビングだけではなく楽しませてくれます。

基本情報

まとめ

魚群

ダイバーの憧れの聖地、パラオ。どのポイントを潜っても面白く、大興奮の海でした。大物から小物まで1400種類以上の生き物が生息しているそうです。

自然が豊かで、ネット環境もあまり良いとは言えないですが、忙しい毎日に追われてしまっているならば、パラオでリフレッシュするのはいかがでしょうか。一度潜れば、忘れられない体験ができることでしょう。