東京の「南国」八丈島へダイビングをしに行ってみよう

八丈島













東京にも南国があります。伊豆大島、利島、新島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島は、伊豆七島と呼ばれる島々のことです。

伊豆と聞くと、静岡県を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、伊豆七島は、なんと東京都なんです。東京都には南国があったのです。

それぞれの島には、飛行機もしくは大型客船でアクセスが可能です。三宅島と八丈島以外は、高速ジェット船もあるので気軽に行くことができます。

今回紹介したいのは、伊豆七島最南端にある八丈島でのスキューバダイビングです。

八丈島への行き方

フェリー

八丈島へ行くには、2種類の交通手段があります

  • 羽田空港から飛行機で約1時間で行く方法
  • 東京にある竹芝桟橋から大型客船で約10時間20分かけて行く方法

です。

フライトはANAが1日3便、朝、昼、夕と飛ばしています。

大型客船は竹芝桟橋より、22時30分出発の東海汽船「橘丸」です。八丈島に着くのは、翌日の8時50分です。帰りは八丈島を9時40分に出て、竹芝桟橋に20時45分に到着します。

週末の八丈島弾丸ダイビングとは

私は、八丈島へ仕事を休まず、土日を利用して行ってみました。金曜日の仕事終わりに竹芝桟橋へ向かいます。夜出発なので、仕事を休む必要はありません。

翌朝起きたら南国が広がることでしょう。帰るのは日曜日の午前中なので、意外にもできてしまうのです。

八丈島までの船での過ごし方

レインボーブリッジ

出港して間もなくすると、レインボーブリッジの真下を通ります。多くの方が写真を撮りに甲板へ集合しています。夜景がとても綺麗です。その後も羽田空港が見えたりなど、乗船者の目を楽しませてくれます。

船内にはシャワーや食事施設も完備されているので、とても便利です。毛布の貸し出しもあります。

大きな揺れはさほどないものの、船酔いが心配な場合は酔い止めを用意しておくほうが無難です。私の場合、船酔いはほとんどしたことはありませんが、この大型客船で朝食を食べるとなぜか酔ってしまいます。

数回乗船していますが、毎回船酔いをしました。普段酔わないからとはいえ、油断は禁物のようです。

消灯時間になると、電気は消えますが、真っ暗ではないので、光や音が気になる方はアイマスクや耳栓などの対策をしておくと良いでしょう。八丈島は最終地点なので、朝方、各島に寄り騒がしくなるので要注意です。

八丈島のおすすめのダイビングポイント

ボートダイビングもありますが、私が潜るポイントはビーチエントリーです。ビーチから入れるポイントは手軽で良いですね。船酔いの心配もありません。島を囲うようにたくさんあるダイビングポイントの中から厳選して3つご紹介します。

底土

大型客船が着いた港のすぐ隣にあるダイビングポイントです。海水浴もできるようです。ここは、生き生きとしたサンゴ礁に心が奪われます。防波堤の上からでも見えるくらい澄んだ海です。シュノーケルをしている方も多く、透明度が抜群に良いです。

壮観なサンゴ礁

オヤビッチャが優雅に泳いでいました。壮観なサンゴ礁です。

壮観なサンゴ礁

八重根

アーチがあったり、イソバナがきれいで、ウミガメが多くいるポイントです。

ウミガメ

いたるところでウミガメに出会えるので写真も撮り放題です。両ヒレを広げてお休みしてました。かわいいです。

ウミウシ

ウミウシが仲良くいました。

サザナミヤッコの幼魚

サザナミヤッコの幼魚は可愛らしい模様をしています。大きくなるとこの模様は見られなくなるので、魚は本当に不思議です。

ナズマド

お魚

八丈島で特に人気なのがこのポイントです。潮の流れが速いので、海況が良くないと入れません。運が悪いとクローズになってしまう可能性があります。

アカヒメジ、レンテンヤッコ、オニハタタテダイ、キホシスズメダイ、シラコダイなど魚影が濃いです。

魚

このポイントは馬の背という穴を抜けると、全く違ったポイントになるのがとても面白いです。透明度が高く澄み渡っています。だたし、流れがとても強いので上級者向けです。

八丈島でダイビングライセンスは取れるのか

初級のオープンウォーターを取得するには、最低でも3日間は必要になります。

今回の週末弾丸ダイビングのスケジュールではできません。時間に余裕があるときにしっかり教えてもらいましょう。

八丈島の体験ダイビングの料金

利用したことのあるショップの「八丈島ダイビングスズミ」では、体験ダイビングはレンタル代込みで12,000円です。他のショップを調べても、だいたい同じような金額になりそうです。

基本情報

  • 名称:八丈島ダイビングスズミ
  • 住所:東京都八丈島八丈町大賀郷3127-2
  • 電話番号:04996-2-3439
  • 公式サイト:http://hwbb.gyao.ne.jp/

八丈島の水温やおすすめのダイビング季節は?

黒潮と冷水塊の影響にもよりますが、基本的には春の水温は19~22度程度です。初夏は25度程度になり、真夏は29度にもなります。冬場はやはり20度を下回る水温となり、ドライスーツが必要です。

おすすめは、夏から秋です。台風シーズンなので運次第ではありますが、黒潮の影響で透明度が高くなります。回遊魚の群れに会えることも多くなります。

八丈島ダイビングで使えるおすすめの宿泊先

私がよくお世話になっている宿泊施設は、「シャルムハウス」です。

ダイビング器材が干せる設備があり、車を無料で貸してくれます。食事についてはボリューム満点の定食で、食事の際に焼酎が飲み放題です。お酒好きにはたまらないサービスですね。

やや、古さのある建物で、部屋にもよりますが、1泊2食付で6,000円程度になります。

基本情報

  • 名称:シャルムハウス
  • 住所:東京都八丈島八丈町大賀郷7744-2
  • アクセス:八丈島空港より車で5分、底土港より車で10分
  • 電話番号:04996-2-0120

まとめ

八丈島

土日の休みだけを使った弾丸スケジュールですが、都会とは違った東京を味わうことができ間違いなく楽しめる場所です。のんびりゆったりとした時間を贅沢に過ごせるでしょう。

ただ、午前中から竹芝桟橋に向けて帰るので、船の過ごし方が悩ましいところです。私は、ダイビング仲間と語り合い、読書やお昼寝をしてのんびり過ごしています。海風に浸りながら、甲板でリラックスなんていうのも最高ですね。

東京の南国八丈島に、週末弾丸ダイビングに出かけてみませんか。