沖縄にはたくさんの離島が存在していますが、那覇から船で行ける離島を知っていますか。それは、慶良間(ケラマ)諸島です。
那覇から約1時間程度で行くことができる、20ほどある島々のことを指します。しかし、有人の島は渡嘉敷(トカシキ)島、座間味(ザマミ)島、阿嘉(アカ)島、慶留間(ゲルマ)島のみです。
今回私は、渡嘉敷島について紹介します。ケラマブルーと呼ばれる透明度の高い海と自然豊かな島が魅力で、平成26年3月5日(サンゴの日)には国立公園に指定されました。
渡嘉敷島のダイビングポイントは10か所以上ありますが、定番のポイントを厳選して3か所紹介します。
渡嘉敷島への行き方
那覇の泊港にある「とまりん」というターミナルから高速船マリンライナーで約35分、フェリーとかしきでは約70分で行くことができます。とまりんには、国際通りに近いゆいレールの見栄橋駅から国際通りとは逆に進み、徒歩で約10分ほどで到着できます。
乗船券は先に予約しておく方が良いです。渡嘉敷島の公式ホームページから予約することができますが、予約をしても実際に購入するのは乗船当日です。とまりん内の窓口で購入するか、高速船マリンライナーで行くなら、乗船の1時間前から乗車前の売り場でも購入可能です。
ただし、高速船とフェリーは乗り場が違うので注意が必要です。高速船の乗り場は奥にあるので時間に余裕を持って行動しなければなりません。
基本情報
- 名称:埠頭旅客ターミナルとまりん
- 住所:沖縄県那覇市前島三丁目25番1号
- アクセス:ゆいレール美栄橋駅から徒歩で約10分
- 電話番号:098-868-7541(渡嘉敷村 船舶課 那覇事務所)
- 公式サイト:http://www.tomarin.com/、http://www.vill.tokashiki.okinawa.jp(渡嘉敷島)
阿波連ビーチ
渡嘉敷島に着くと、駐車場にはバス停がありビーチに直接行くことができます。また、ダイビングサービスやマリンアクティビティをする場合は、その利用するショップが港から送迎をしてくれることもあります。
細い道を抜けると、透明度の高いケラマブルーが広がっています。シュノーケルやSUP、マリンアクティビティをすることもできますが、のんびりと海を眺めたり、島時間を堪能するのも良いでしょう。
ハイシーズンは多くの観光客で溢れていますが、早朝のお散歩はとても気持ちがいいです。
誰もいないビーチを独り占めできます。サンゴのかけらがたくさんあるので、裸足は要注意です。
渡嘉敷島でのダイビングについて
島でのダイビングは、ボートダイビングになるので、バックロールでのエントリーが基本となります。(※バックロール:船のヘリに腰掛け背面から水中へ入るエントリー方法)
春から秋の水温は、だいたい23度~28度です。沖縄とはいえ、冬場は20度程度と寒くなってしまいます。
私は、冬場のドライスーツ以外のダイビングでは、5mmのウエットスーツを着ているのですが、春から秋ならば寒さや暑さはさほど気にすることなく潜ることができます。12月に潜ったときも、5mmのウェットスーツでした。
透明度が高く、真っ白な砂地が広がる水中は癒されること間違いなしです。
渡嘉敷島のダイビングポイント
海人(うみんちゅ)
海人は、渡嘉敷島の船でしか行くことができないポイントで、水深は20m前後です。ジャングルジムが海底に沈んでおり、その周りには様々な魚が生息しています。
ウメイロモドキ、ヨスジフエダイ、アカククリ、ホウセキキントキ、ミツボシクロスズメダイなどなど水深が深いため写真の色が出にくいのですが魚影が濃いポイントです。
砂地を泳いでいくと、イソギンチャクとトウアカクマノミがお出迎えしてくれます。
ハナレビーチ前
水深が浅く、シュノーケルでも楽しめる癒しのポイントです。のんびりと、いつまでも潜っていたくなります。
ハマクマノミ、ハナビラクマノミ、デバスズメダイ、スカシテングダイなどもいました。
魚影がとても濃く、サンゴにも生命力が溢れています。
灯台下
地形ポイントで、スポットライトのように射し込む光はとても幻想的です。本当に海の中なのかと疑うほどのポイントです。
水深は深くないですが、洞窟のようになっていて、地形ダイバーは特に楽しめるのではないでしょうか?
渡嘉敷島のダイビングサービス
私がいつもお世話になっているダイビングサービスは、「民宿さんきゅう」です。アットホームな民宿で、ダイビングインストラクターのまさ坊さんは海でも陸でも楽しませてくれます。
まさ坊さんの奥様で、いっちゃんの作る料理はとてもおいしいので、ついつい食べすぎてしまいます。
ファンダイビングは2ダイブで11,880円。宿泊は、1泊2食付で6,100円とリーズナブルです。
基本情報
- 名称:民宿さんきゅう
- 住所:沖縄県島尻郡渡嘉敷村阿波連39番地
- 電話番号:098-987-2127
- 公式サイト:https://www.shimazaru.jp/39
まとめ
今回紹介した渡嘉敷島は、ダイビングだけではなく、絶景を見渡せるスポットや、観光、その他マリンアクティビティも盛んです。冬場にはホエールウォッチングもできます。
那覇から船で行ける慶良間諸島で、のんびりとした島時間を体感してほしいです。癒されること間違いありません。周りを見渡しても、大きな建物はなく、広大な自然が広がっています。
魅力溢れるケラマブルーに会いに行ってみませんか。